この記事は、フォールガイの感想と評価、スタントシーンの見どころ22選のまとめです。
フォールガイは、スタントマンの世界を舞台にしたアクション・ラブコメディの傑作です。
- 命懸けのスタントアクション22選
- CGを使わない生身のスタントにこだわった映画
- スタントマン出身の監督が描く本格アクション
『フォールガイ』は、スタントマン出身のデヴィッド・リーチ監督が手掛けた作品で、CGを最小限に抑えた本物のスタントが随所に盛り込まれています。ライアン・ゴズリング演じる主人公コルト・シーバースの活躍を通じて、スタントマンの仕事の危険性と技術の高さが巧みに描かれています。ハイフォールやカー・ドリフト、ファイヤーバーンなど、息をのむようなアクションシーンの数々が、観客を興奮の渦に巻き込みます。
この記事では映画『フォールガイ』のスタントアクションシーン22選を徹底解説していきます。
『フォールガイ』映画紹介と感想・評価
『フォールガイ』は、一流のスタントマンであるコルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)の物語です。コルトは危険な高所落下スタント(ハイフォール)の失敗により重傷を負い、スタント業界から引退を余儀なくされていました。自信を失った彼は、恋人のジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)の前からも姿を消します。
ある日、コルトは元恋人のジョディの初監督作品に、スタントマンとして復帰する機会を得ます。しかし、その裏には失踪した主演俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)を見つけ出すという隠された依頼がありました。
私の感想として、コルトがジョディとの復縁を望みつつ、トムの捜索に乗り出す過程で見せるスタント技術は圧巻です。フロントガラスを突き破るスタント、カーチェイス、爆発シーン、ヘリコプターでの格闘など、息をのむようなアクションシーンが次々と展開され、これらのシーンが映画の大きな見どころとなっています。
物語が進むにつれ、コルトは単なる捜索任務を超えた大きな陰謀に巻き込まれていきます。彼は自身のスタント技術と知恵を総動員して、真相に迫っていきます。このプロセスは非常にスリリングで、観客を引き込む力があります。
最終的に、コルトは自身のトラウマを乗り越え、再びハイフォールに挑戦することになります。この挑戦は、彼の人生とキャリアの転換点となり、物語のクライマックスを飾ります。
評価として、デヴィッド・リーチ監督がスタントマン出身であることが大いに活かされており、CGを最小限に抑えた本物のスタントが随所に盛り込まれています。これにより、観客は画面の中の危険と緊張感を肌で感じることができます。
また、1980年代のヒット曲やユーモアが適度に盛り込まれていることも、アクションシーンの魅力を引き立てています。真剣なアクションシーンの合間に挟まれるコミカルな要素が、観客に適度な緩急をもたらし、映画全体のテンポを良くしています。
『フォールガイ』の22の最高のアクションシーンは、スリリングな展開、予想外の展開、そしてキャラクターの魅力的な成長が見事に調和した、まさに必見の瞬間ばかりです。これらのシーンは、映画全体の見どころとして強くお勧めできます。
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『フォールガイ』必見スタントアクションと見どころ1-4 オープニング~映画撮影現場
ここから驚異のスタントアクションと見どころを紹介していきます。22シーンあるので、物語の進行に合わせて4場面に分けて解説していきます。まずは舞台の18か月前の撮影現場から現在のジョディの初監督作品のスタントシーンまでのアクションです。
ハイフォール:命懸けの超高所落下スタント
フォールガイの冒頭で、スタントマンのコルトが挑む命懸けの超高所落下スタントは、本作の迫力あるアクションの幕開けを飾ります。
『フォールガイ』では、主人公コルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)が、主演俳優トムの要望で危険なハイフォールシーンの再撮影を命じられます。この場面は、スタントマンの仕事の危険性を如実に示しています。
- 通常は問題ないスタントでも、予期せぬ事態で大事故につながる可能性
- 物語中盤で判明する、トムの嫉妬による意図的な妨害
- コルトの大怪我とスタント業引退のきっかけ
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの命がけの仕事ぶりを描きつつ、物語の重要な伏線となっています。コルトが混濁する意識の中でサムズアップをする姿は、プロフェッショナルとしての誇りを象徴しています。
結果として、コルトは背中に大怪我を負い、スタント業を引退。心に傷を負った彼は、恋人のジョディのもとを離れてしまいます。この出来事が、本作の物語を大きく動かす重要な起点となるのです。
カー・ドリフト:高度な技術が光るカー・ドリフト
フォールガイでは、スタントマンの技術を活かした華麗なカー・ドリフトシーンが観客を魅了します。
『フォールガイ』の中で、主人公コルト(ライアン・ゴズリング)は、レストランのパーキング係として働いていました。そこへ、プロデューサーのゲイル・メイヤー(ハンナ・ワディンガム)からジョディの初監督作品へのスタント復帰を打診されます。
コルトは参加を決意し、その腕前を披露します:
- 客の高級車を使用
- 狭い駐車場でのダイナミックなドリフト
- 柱や他の車が止まっている空間での自由自在な操縦
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの卓越した運転技術を印象づけます。通常では考えられないような狭い空間で、あれほど自由自在に車をドリフトさせる姿に、観客は思わず息を呑むことでしょう。
このカー・ドリフトシーンは、コルトのスタントマンとしての実力を示すと同時に、彼の復帰への決意を象徴的に表現しています。フォールガイは、こうしたスタントシーンを通じて、主人公の心情や物語の展開を巧みに描き出しているのです。
キャノンロール:世界記録を更新した驚異のカースタント
フォールガイでは、キャノンロールという驚異的なカースタントが披露され、世界記録を更新する壮大な場面が展開されます。
コルトは撮影現場に到着早々、砂浜で車を横転させるキャノンロールスタントを命じられます。このシーンでは以下のような要素が見られます:
- コルトによる砂の密度に関する専門的な指摘
- 時速130kmで走行する車での8.5回転という驚異的な技
- ジェームズ・ボンド・フランチャイズが保持していた世界記録の更新
- ギネス世界記録の達成
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの仕事が単に危険なアクションをこなすだけではないことを示しています。コルトが砂の密度について指摘する場面は、スタントマンが現場の状況を判断し、専門的な助言を行う重要な役割を担っていることを明らかにしています。
また、このキャノンロールの撮影前には多数の爆発シーンが含まれています。フォールガイは、一見当たり前のように見える爆発シーンが、実際の撮影現場ではかなり危険を伴うものであることを気づかせてくれます。
私の感想として、このシーンを通じて、フォールガイはスタントマンという職業に対する新たな敬意を観客の心に植え付けることに成功していると思いました。彼らは単なる黒子ではなく、映画製作において重要な役割を果たす専門家と強く印象付けられました。
ファイヤーバーン(火だるま)スタント:危険極まる人間火だるまチャレンジ
フォールガイでは、スタントマンの命がけの挑戦を象徴する、危険極まるファイヤーバーンスタントが観客の心を揺さぶります。
『フォールガイ』の撮影現場で、ジョディはコルトとの再会に驚きつつも、突然舞い戻った彼に腹を立てています。その結果、コルトに過酷なスタントを要求します:
- 火だるまになるスタント
- 岩に叩きつけられるシーン
- 何度も取り直しを命じられる過酷さ
フォールガイのこのシーンでは、難燃性ジェルを使用しているため、見た目ほど危険ではありません。しかし、叩きつけられて落ちる衝撃は、実際にはかなりの痛みを伴うものです。
さらに興味深いのは、この過酷なスタントの合間に、ジョディがコルトに映画のストーリー展開について相談する場面です。これは、スタントマンが単なる危険な演技の実行者ではなく、作品づくりに貢献する重要な存在であることを示しています。
しかも映画のストーリー展開の相談にかこつけて、ジョディは自分の前から去ったコルトの真意を聞き出そうとします。周りのエイリアンの着ぐるみを着た出演者もそのやり取りをニヤニヤしながら見ています。
フォールガイは、このシーンを通じて、スタントマンの多面的な役割と、彼らが直面する危険や挑戦を巧みに描き出しているのです。
『フォールガイ』必見スタントアクションと見どころ 5-11 失踪した主演俳優 トム・ライダースの捜索
次にスタントアクションと見どころは、ゲイルから依頼されたコルトが主演俳優のトムの足取りを追跡中に発生します。撮影現場ではないので、市街地での派手で危険なアクションシーンが見所です。
屋内での刀バトル:狭い空間で繰り広げられる刀の舞
フォールガイでは、コルトが狭い空間で繰り広げる刀の攻防シーンが、観客の息をのむ緊迫感を生み出します。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトがトムの部屋に忍び込んで手がかりを探している最中、予期せぬ事態に遭遇します:
- トムの恋人、イギー・スター(メタルストームのヒロイン役、テリーサ・パーマー)に刀で襲われる
- 狭い室内での激しい攻防
- コルトがふっとばされてガラスを突き破る衝撃的な展開
フォールガイのこのシーンは、狭い空間での激しいアクションの難しさと危険性を如実に示しています。実際には撮影用の小道具が使用されていますが、リアルな演技と巧みな演出により、観客は本物の危険を感じることができます。
このシーンは、スタントマンの技術と準備の重要性を強調しています。狭い空間での激しい動きや、ガラスを突き破るような危険な演技は、十分な訓練と安全対策なしには成立しません。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事の難しさと重要性を巧みに描き出していると感じました。
クラブファイト:華麗なナイトクラブ乱闘シーン
フォールガイでは、コルトが繰り広げるナイトクラブでの乱闘シーンが、観客を魅了する華麗なアクションを披露します。
『フォールガイ』のこのシーンでは、トムの足取りを追うコルトがクラブで麻薬売人と接触し、予想外の展開に巻き込まれます:
- 薬を盛られて朦朧とするコルト
- それでも全員を叩きのめす驚異的な戦闘力
- デヴィッド・リーチ監督の前作『ジョン・ウィック』シリーズを彷彿とさせる戦闘スタイル
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの鍛え抜かれた身体能力と技術を存分に披露しています。薬の影響下にありながらも、複数の敵を相手に華麗な格闘を繰り広げるコルトの姿は、まさにスタントマンの真骨頂と言えるでしょう。なお、このアクションの伏線は、コルトがジョディとの思い出を回想するシーンで出てきました。
このクラブファイトシーンは、単なる暴力描写ではなく、芸術的な要素を含んだ洗練されたアクションとして描かれています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が単なる危険な演技ではなく、高度な技術と芸術性を要する専門職であることを巧みに表現しているのです。
パルクール:障害物を駆け抜けるスリリングな追跡劇
フォールガイでは、コルトが繰り広げるパルクールシーンが、観客を魅了するスリリングな追跡劇を展開します。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが麻薬密売人を追跡する中で、都市の障害物を巧みに利用したパルクールを披露します:
- 複雑な都市環境を縦横無尽に移動
- 壁や障害物を巧みに利用した acrobatic な動き
- 一般人では真似できない高度な身体能力の発揮
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの卓越した身体能力と環境適応力を存分に示しています。複雑な都市環境を自在に駆け抜けるコルトの姿は、まさにスタントマンの真骨頂と言えるでしょう。
このパルクールシーンは、単なる追跡劇ではなく、都市を舞台にした一種の芸術表現としても捉えることができます。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な技術と創造性を要する専門職であることを巧みに表現しているのです。
タクシーとのカー・ヒット:リアルな衝撃!タクシー衝突シーン
フォールガイでは、コルトが体を張ってタクシーに衝突するシーンが、観客に衝撃を与えます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、麻薬密売人を追跡するコルトが、逃亡を図る犯人のタクシーを止めるために体を張ります:
- 高速で走行するタクシーへの体当たり
- 衝突の衝撃を受け止める技術
- 衝突後すぐに立ち上がる驚異的な回復力
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの肉体的な強靭さと技術を如実に示しています。通常であれば重傷や死亡につながりかねない衝突を、コルトは見事にこなしています。
このタクシー衝突シーンは、スタントマンの仕事の危険性と、それを可能にする高度な技術を同時に表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が単なる危険な行為ではなく、計算された技術と訓練の結果であることを巧みに描き出しているのです。
ゴミ収集車上でのスタントアクション:トラックに引きずられながらの命がけのアクロバット
フォールガイでは、コルトがゴミ収集車の後ろで繰り広げる命がけのアクロバットが、観客の心臓を高鳴らせます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、トムのアシスタント、アルマを誘拐した襲撃者たちを追跡するコルトが、ゴミ収集車の後ろで危険なスタントを披露します:
- 荷台から外れた金属板に乗っての滑走
- 高速で左右に揺れる不安定な状況での平衡保持
- 追跡しながらの複雑なアクロバット
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの卓越したバランス感覚と冷静さを如実に示しています。通常では考えられないような危険な状況下で、コルトは見事なアクロバットを披露しています。
このゴミ収集車でのスタントシーンは、スリルと緊張感を最大限に高めつつ、スタントマンの技術の高さを表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が極限状況下での冷静な判断力と高度な身体能力を要することを巧みに描き出しているのです。
ゴミ収集車の荷台上でのアクション:荷台の狭い空間での緊迫のアクション
フォールガイでは、コルトがゴミ収集車の荷台という限られた空間で繰り広げる緊迫のアクションが、観客を息詰まる展開に引き込みます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、ゴミ収集車の荷台が外れて転がる中、コルトが敵と激しい格闘を繰り広げます:
- 不安定で狭い空間での戦闘
- 回転する荷台内でのバランス保持
- 予測不可能な状況下での瞬時の判断と行動
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの適応力と即興性を存分に示しています。常に変化する危険な環境の中で、コルトは臨機応変に対応し、見事な格闘を披露しています。
私の感想として、このゴミ収集車の荷台でのアクションシーンは、単なる格闘シーンを超えて、スタントマンの能力の多様性を表現していると思います。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な身体能力だけでなく、状況に応じた柔軟な対応力も要することを巧みに描き出しているのです。
フロントガラス突き破り:命懸けのフロントガラス貫通アクション
フォールガイでは、コルトが高速で走行する車のフロントガラスを突き破るシーンが、観客に衝撃的な印象を与えます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、アルマが襲撃者を撃退したのちに、車を急停止させます。その勢いで、コルトがシート後方から、車のフロントガラスを突き破って前方に投げ出されます:
- フロントガラスを突き破る際の衝撃
- 高速で走行する車高のある車から地面に叩きつけられる
- ガラスの破片による怪我のリスク
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの肉体的な強靭さを如実に示しています。通常であれば重傷や死亡につながりかねない行為を、コルトは見事にこなしています。
このフロントガラス突破シーンは、スタントマンの仕事の危険性と、それを可能にする高度な技術を同時に表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が単なる無謀な行為ではなく、綿密な計画と訓練の結果であることを巧みに描き出しているのです。
『フォールガイ』必見スタントアクションと見どころ 12-15 陰謀発覚:トムとゲイルによるコルト・フォールガイ(身代わり)計画
次にコルトがトムまで到達すると、彼こそが一連の事件の首謀者であると判明します。さらにトムの身代わりにコルトをするのが彼らの計画です。殺害されそうなピンチをスタント技術を駆使して逃亡するアクションが見ものです。
トムの家で襲撃ファイト:密室で繰り広げられる壮絶な格闘シーン
フォールガイでは、コルトがダンとともに、トムの家で携帯電話のパスワードを見つけ、トムの殺人動画を確認しました。そのタイミングでトムの仲間に襲撃され、激しい格闘を繰り広げるシーンが観客を緊張させます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトとダンが限られた空間で敵と対峙します:
- 家具や壁を利用した攻防
- 狭い空間での素早い動きと反応
- 予期せぬ攻撃への対応
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの即興性と適応力を如実に示しています。予測不可能な状況下で、コルトは見事な格闘技術を披露しています。
この密室格闘シーンは、スタントマンの技術の多様性と、状況に応じた柔軟な対応力を表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な身体能力だけでなく、瞬時の判断力も要することを巧みに描き出しているのです。
高所からの飛び降り:スリル満点の高所ジャンプ
フォールガイでは、コルトが高所から飛び降りるシーンが、観客の心臓を高鳴らせます。コルトは襲撃者から逃れるために、高所からのジャンプを試みますが、高すぎて無理だと引き返します。ところが結局、追い詰められて、飛び降りをきめます。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが命懸けで高所からジャンプします:
- 高層ビルや崖からの飛び降り
- 落下中の姿勢制御
- 安全な着地のための計算
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの冷静な判断力と極限状況での身体コントロールを如実に示しています。通常では致命的となる高所からのジャンプを、コルトは見事にこなしています。
この高所ジャンプシーンは、スタントマンの仕事の危険性と同時に、その技術の高さを表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が極限状況下での冷静な判断力と高度な身体能力を要することを巧みに描き出しているのです。
人間火炎放射器:炎を操る!危険すぎる人間火炎放射器
フォールガイでは、コルトが人間火炎放射器となるシーンが、衝撃的でした。
コルトはトムたちに捕まり、縛られてしまいます、さらに油をかけられてライターで火をつけられそうになります。絶対絶命のピンチですが、火を持ったドレスラーに口に含んだ油を吹きかけることで、逆に相手を火だるまにします。
この隙に逃げて船から脱出します。
ここでは火は全体に燃え広がっていますので、複数のスタントマンたちが同時に燃えていることになります。火が身体に燃え移るなんて、想像したくもありません。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが危険な火炎を操ります:
- 体を縛る縄
- 炎の制御と方向性の調整
- 火傷のリスクと安全対策
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの精密な技術と危険への対処能力を如実に示しています。通常では考えられないような危険な演技を、コルトは見事にこなしています。
この人間火炎放射器シーンは、スタントマンの仕事の危険性と同時に、その技術の高さを表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な専門知識と細心の注意を要することを巧みに描き出しているのです。
ボートチェイス:スピード感溢れるボート・アクション
フォールガイでは、コルトが高速ボートでの追跡シーンを繰り広げ、観客をスリリングな展開に引き込みます。
コルトは後ろ手に縛られたまま、ボートを奪って、逃走します。この操作はマイアミバイススタントショーの演目にもあったので、後ろからはマシンガンを持った男たちが追いかけてきますが、お手の物。このとき、障害物をボートで乗り越えるスタンドもさりげなく行っています。
そして、コルトはジョディに連絡を取り、自分の思いを打ち明けたあと、映画のエンディングもハッピーエンドにしてほしいと伝えます。この直後、彼の乗ったボートは石油タンカーに突っ込んで爆発します。
もちろんコルトは脱出していました。マイアミ・バイスのジャケットだけを残して。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが水上での激しい追跡劇を展開します:
- 高速ボートの操縦
- 波や障害物の回避
- 水上での格闘や跳躍
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの多様な技能と環境適応力を如実に示しています。陸上だけでなく水上でも、コルトは見事なアクションを披露しています。
このボートチェイスシーンは、スタントマンの技術の幅広さと、異なる環境下での対応力を表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が様々な状況に対応できる柔軟性を要することを巧みに描き出しているのです。
『フォールガイ』必見スタントアクションと見どころ 16-22 コルトとジョディたちによる大逆転
コルトが死んだふりをして、トム達から逃げることに成功します。ジョディと合流して、トムとゲイルに自白させる計画を実行に移します。スタント仲間たちも協力して、ゲイルたちを追い詰めていくスタントシーンはとても見ごたえがあります。デヴィッド・リーチ監督がスタントマン達への愛を詰め込んだ見どころシーンもたくさん登場します。
トレーラーハウスでのファイト:狭い空間での息詰まる格闘シーン
フォールガイでは、コルトがトレーラーハウス内で繰り広げる激しい格闘シーンですが、どことなくエイリアンの着ぐるみがコミカルな雰囲気を出しています。
コルトは身を隠してジョディと合流するために、エイリアンのコスチュームを着て、彼女のトレーラーハウスに忍び込みます。着ぐるみのまま彼女の背後に忍び寄ったため、驚いた彼女に狭い空間で撃退されそうになります。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが限られた空間でジョディの攻撃を受けます:
- 狭い空間での素早い動きと反応
- 家具や壁を利用した攻防
- 予期せぬ攻撃への対応
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの即興性と空間把握能力を如実に示しています。制限された環境下で、潜在的な危険があるスタントシーンです。
このトレーラーハウスでの格闘シーンは、スタントマンの技術の多様性と、状況に応じた柔軟な対応力を表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な身体能力だけでなく、瞬時の判断力と環境適応力も要することを巧みに描き出しているのです。
カージャンプ:重力を無視した驚異のカースタント
フォールガイでは、コルトが車で驚異的なジャンプを披露するシーンが、観客を興奮の渦に巻き込みます。
車のシーンを撮影しているトムの横に、うまく忍び込んだコルト。マイクをトムにセットしたまま、車を発信させ、カースタントを繰り広げます。ここでは80mのカージャンプ(実際には70m)を成功させます。
そして恐怖のあまりトムはコルトをはめたことを白状して、録音が完了します。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが車を操縦して大胆なジャンプを行います:
- 高速での助走と正確なタイミング
- 空中での車体コントロール
- 安全な着地の計算
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの精密な計算能力と車両操縦技術を如実に示しています。通常では考えられないような危険なカースタントを、コルトは見事にこなしています。
このカージャンプシーンは、『フォール・ガイ』に登場する多くのスタントのひとつで、計画通りにいかなければ致命的な事態になりかねないものでした。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が綿密な計画と高度な技術を要することを巧みに描き出しているのです。
アームカーからのジャンプ:アームカーを利用した危険な飛び乗り
フォールガイでは、コルトがアームカーを利用して危険な飛び乗りを行うシーンが、観客のハラハラドキドキを誘います。
トムの自白の録音データをゲイルがジョディから強奪してヘリコプターで逃亡を図ります。ここでコルトがジョディにアームカーからヘリに飛び移ることを提案します。
ここで運転するジョディに対してコルトは18か月前に事故で果たせなかった、リゾートでスパイシーマルゲリータを二人で飲むバカンスを提案します。もちろんジョディの返事はOK。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトがアームカーの動きを利用して別の車両に飛び移ります:
- アームカーの動きに合わせたタイミング
- 空中での姿勢制御
- 目標物であるヘリのそりへの正確な飛び移り
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの瞬時の判断力と身体コントロールを如実に示しています。複数の移動物体間を移動するという高度な技術を、コルトは見事にこなしています。
私の評価として、このアームカーからのジャンプシーンは、スタントマンの仕事の危険性と同時に、その技術の高さを表現していると思います。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が極限状況下での冷静な判断力と高度な身体能力を要することを巧みに描き出しているのです。
ヘリコプターファイト:高度な技術が光るヘリ上アクション
フォールガイでは、コルトがヘリコプター上で繰り広げる激しい格闘シーンが、観客を息詰まる展開に引き込みます。
コルトは見事にヘリコプターに飛び乗ることに成功。コルトとゲイル達は、ヘリの中で録音データの争奪戦を行います。コルトは、外に一旦放り出されて反対側からもう一度戻ってきたりと、傾いたり、回転したりする不安定なヘリ内でのファイトシーンは圧巻です。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが不安定なヘリコプター上で敵と対峙します:
- 高所での平衡感覚
- 風圧や振動への対応
- 限られたスペースでの格闘技術
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの極限状況下での適応力と格闘技術を如実に示しています。通常では考えられないような危険な環境下で、コルトは見事な戦いを披露しています。
このヘリコプターファイトシーンは、スタントマンの仕事の危険性と同時に、その技術の高さを表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が極限状況下での冷静な判断力と高度な身体能力を要することを巧みに描き出しているのです。
ここで一つ面白いのがコルトを撃てとゲイルに命じられたトムが「撃てない、彼(コルト)は最高のスタントマンだ」と思わず言ってしまうセリフです、これもスタンド出身のデヴィッド・リーチ監督のスタントマンへの愛を伝える仕込みだと思います。
再びのハイフォール:極限に挑戦する二度目のハイフォール
フォールガイでは、コルトが再び高所からの落下に挑戦するシーンが、観客の心臓を高鳴らせます。
見事データーを奪取したコルトはヘリコプターからのハイフォールをきめます。もちろん、下でダンたち仲間がエアバッグを用意して受け止めてくれます。このシーンは、かなりの高度なので、危険なスタントでした。
『フォールガイ』のこのシーンでは、コルトが以前の失敗を乗り越えて再びハイフォールに挑みます:
- 過去のトラウマとの闘い
- より高度な技術の要求
- 安全性と演技の両立
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの精神的強さと技術の進化を如実に示しています。過去の失敗を乗り越え、さらに高度な技術を披露するコルトの姿は、観客に深い感動を与えます。
この再挑戦のハイフォールシーンは、スタントマンの仕事の危険性と同時に、その成長の過程を表現しています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が単なる身体能力だけでなく、強い精神力と継続的な技術向上を要することを巧みに描き出しているのです。
なお、エアバックに監督の会社の87ノースプロダクションのロゴがでかでかと書いてあるのが、おかしかったです。
カー・バイクアクション+爆発スタント:炎と爆発!車とバイクの壮絶バトル
フォールガイでは、コルトのスタント仲間たちが車とバイクを駆使して繰り広げる激しいバトルシーンが、見る人を興奮の渦に巻き込みます。
ヘリコプターファイトと同時に、コルトの仲間のダンが率いるスタントチームがトムのボディガードたちを撃退を開始します。車、バイク、爆発を駆使して大暴れ。あれだけ密集した場所で、複数台の車やバイクをドリフトを含めた操縦をするのは相当難しいと思います。さらに爆発も起こしています。ほんとスタントマンって何をやらせてもうまくできるんですね。
『フォールガイ』のこのシーンでは、スタントクルーたちが車とバイクを巧みに操り、爆発を伴う壮絶なアクションを展開します:
- 高速での車両操縦
- バイクと車の追走シーン
- 爆発を避けながらの危険な運転
フォールガイのこのシーンは、スタントマンの多彩な技術と冷静な判断力を如実に示しています。車とバイクを自在に操り、爆発の中を駆け抜けるスタントマンたちの姿は、まさにスタントマンの真骨頂と言えるでしょう。
このカー・バイクアクションと爆発スタントの組み合わせは、映画のクライマックスを盛り上げています。スタント映画にふさわしく、クルー全体の見せ場になっています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、スタントマンの仕事が高度な運転技術と危険を管理する能力を要することを巧みに描き出しているのです。
トムの爆発シーン:クライマックスを飾る爆発シーン
フォールガイでは、トム自身が爆発に巻き込まれるシーンが、物語のクライマックスを飾ります。
『フォールガイ』のこのシーンは、エンドクレジットの途中で挿入されます:
- 警官役として原作主演の
リー・メジャース・ヘザー・トーマスたちによる
トムの逮捕劇(カメオ出演) - トムの逃亡と爆薬への接近
- コミカルに描かれる爆発シーン
フォールガイのこのシーンは、スタントと演技の絶妙な融合を示しています。コミカルな演出でありながら、実際の爆発を使用した危険なスタントであることが伺えます。
このトムの爆発シーンは、物語の結末に意外性と衝撃を与えています。フォールガイは、こうしたシーンを通じて、最後まで観客を楽しませる工夫を凝らしているのです。
実はこの爆発をみたアルマがジェイソン・マモアのオフィスに電話を掛けています。これがエンドクレジットでメタルストーム上映会にマモアが登場していた理由が描かれています。
エンドクレジットで、3人もカメオ出演しているなんて贅沢ですね。
『フォールガイ』関連キャンペーン情報
さらに映画の公開を記念して、「フォールガイBESTアクションキャンペーン」が開催中です。
参加方法は以下の通りです。
1. ユニバーサル・ピクチャーズの公式Xアカウント(@universal_eiga)をフォローする。
2. キャンペーン投稿から、映画に登場した中でベストだと思うアクションを選ぶ。
3. 映画の感想を記入して投稿する。
4.応募期間は2024年8月16日から9月13日まで。
抽選で映画オリジナルの豪華賞品が当たります。賞品にはブルゾンジャケット、タオル、付箋などが含まれますが、選択はできません。応募は何度でも可能ですが、当選は1人1回限りです。参加にはアカウントの投稿を公開設定にする必要があります。
この記事を参考に「フォールガイBESTアクション」を思い出して、キャンペーンに応募してみてはいかがでしょうか。
『フォールガイ』の公開情報とチケット購入ガイド
公開日と上映館
『フォールガイ』は2024年8月16日(金)に日本全国で公開されました。IMAX、4DX、MX4D®など様々な上映形式で楽しむことができます。お近くの上映館は、公式サイトまたは映画情報サイトでご確認ください。
*臨場感が超絶楽しい『フォールガイ』の日本語吹替え版4DX体験レポートはこちら
チケット情報
ムビチケ
本作のムビチケがオンラインで販売中です。ムビチケを購入すると、特別なデジタルカードや抽選特典が付いてきます。購入はウェブサイトまたは「MOVIE WALKER」アプリから可能です。
キャストと吹き替え
ライアン・ゴズリング:コルト・シーバース役(吹き替え:内田夕夜)
エミリー・ブラント:ジョディ・モレノ役(吹き替え:園崎未恵)
ライアン・ゴズリングは本作で圧巻のアクション演技を披露。スタントマンの経験を持つデビッド・リーチ監督との強力タッグにより、迫力満点のアクションシーンが実現しました。
興行収入速報
公開初週のランキングは初登場7位を記録。北米での大ヒットに続き、日本でも好調なスタートを切りました。
フォールガイは、スタントマンの世界を通じて人間ドラマを描く、魅力的な作品です。
- スタントマンの技術と精神力の素晴らしさ
- アクションとラブコメディの絶妙なバランス
- 映画製作の裏側を垣間見る機会
私の感想と評価のまとめとして、『フォールガイ』は、単なるアクション映画を超えて、スタントマンの仕事の重要性と彼らの人間性を深く描いています。ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントの演技も相まって、スリリングなアクションシーンと心温まるラブストーリーが見事に融合しています。また、映画製作の舞台裏や、スタントマンの役割についても学ぶことができ、映画ファンにとって貴重な作品となっています。
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