Last Updated on 2025年3月18日 by フカミ
「モアナと伝説の海」マウイの「ナンニャ(nun-ya)」というセリフについて徹底解説! 英語と日本語でみるナンニャの本当の意味、ジョークにした理由、背中のタトゥーの意味と物語の重要な転換点の解説
『モアナと伝説の海』を観ていて、ちょっと引っかかったシーンがありませんでした?私はずっと気になってたんです。モアナがマウイの背中のタトゥーについて質問した時、マウイが「ナンニャ」と答えるあのシーン。何度見ても、タトゥーの絵とセリフが噛み合ってない気がして…。でも実はこれ、単なる違和感じゃなくて、映画の大事な転換点だったんですよね。
amazonプライムで何度もリピート鑑賞した私ですが、この場面の深い意味に気づいたのは最近なんです。このブログでは、マウイの背中のタトゥーと「ナンニャ」ジョークの謎に迫ります。以下のような疑問を解決していきます:
- 「ナンニャ」の本当の意味は何?
- なぜマウイはジョークで質問をかわそうとしたの?
- 背中のタトゥーには、どんな秘密が隠されている?
- 英語版と日本語版で、どう違う?
このブログを読むと、こんなメリットがあります:
- マウイのキャラクターをより深く理解できる
- ポリネシアンタトゥーの文化的背景が分かる
- 映画の隠れた魅力を発見できる
- 英語版と日本語版の違いを楽しめる
半神半人のマウイが、捨てられた子供から人々の英雄へと成長する感動的な物語。その鍵を握る「ナンニャ」シーンの秘密を、一緒に解き明かしていきましょう!
あなたの『モアナと伝説の海』の楽しみ方が、きっと変わります。さあ、マウイの背中に刻まれた物語の世界へ、飛び込んでみませんか?
「ナンニャ(nun-ya)」シーンの全貌:マウイとモアナの会話を解読
『モアナと伝説の海』の
あのシーン、覚えてますか?モアナが好奇心いっぱいの表情でマウイの背中を指さして、タトゥーについて尋ねるんです。私、この場面でモアナの純粋な質問とマウイのとぼけた反応のギャップにクスッと笑っちゃったんですよね。
英語版での会話はこんな感じです:
モアナがマウイの背中のタトゥー「女性が子どもを海に投げ入れる絵」を指しながら問いかけます。
モアナ: “What’s that for?”
マウイ: “That, uh, man’s discovery of nun-ya.”
モアナ: “What’s nun-ya?”
マウイ: “Nun-ya business.”
これ、英語の言葉遊びなんです!
- 「nun-ya」は「none of your」の短縮形
- 「Nun-ya business」は「None of your business」(あなたの知ったことではない)という意味
英語の授業で習ったリダクションを使って、マウイがジョークを飛ばしているわけです。
マウイらしい冗談なんですが、実はこの軽口の裏には深い意味が隠されてるんですよね。タトゥーの内容が彼にとってあまりにも個人的で痛ましいものだから、ジョークで誤魔化そうとしているんです。
でも、このやりとりには別の側面もあるんです。マウイとモアナの関係性に変化をもたらす重要な瞬間でもあるんです。モアナの素直な好奇心に対し、マウイが(たとえ防御的であっても)反応を示すことで、二人の間に新たな交流が生まれ始めます。子供たちにとっても、友達との関係づくりのヒントになるかもしれませんね。
日本語吹き替え版でも、この言葉遊びをうまく「ナンニャ」→「ニャンでもない」と訳していて、言葉の響きだけで考えるとかなり秀逸な翻訳だなと思います。でも、タトゥーの絵柄との整合性を考えると、ちょっと分かりにくい部分もありますよね…。
マウイの「ナンニャ」ジョーク:英語版と日本語吹き替え版の比較
日本語版と英語版の違いって、本当に面白いですよね。私、両方の版を見比べてみたんですが、それぞれの言語で言葉遊びをどう表現するか、かなり苦労されたんだろうなぁって想像します。
日本語版での具体的な台詞を見てみましょう:
モアナ:「それは何の入れ墨?」
マウイ:「それはね、人間が“ナンニャ”を発見した時のもの」
モアナ:「“ナンニャ”ってなに?」
マウイ:「ニャンでもない」
英語版の「nun-ya」は、英語のスラングとしてかなり自然な表現です。一方、日本語版ではこれを「ナンニャ」→「ニャンでもない」と訳していて、ネコの鳴き声を使った言葉遊びに変換しています。言葉だけ聞くと「何だ?」→「なんでもない」という意味が伝わってきて、マウイのとぼけた性格がよく表れているなと思います。
でも正直、タトゥーの絵(母親に海に投げ捨てられるマウイの姿)と「ニャンでもない」という言葉がピンとこない感じがしますよね。英語版だと言葉遊びとタトゥーの内容が切り離されていて「余計なお世話だよ」という意味なのでシンプルなのですが、日本語版だとちょっと混乱しちゃうかも…。
日本語キャストの演技は本当に素晴らしくて、特にマウイ役の尾上松也さんの声優としての表現力には脱帽です。あの独特の明るさと強さ、でも時々覗く弱さを見事に表現されていて、何度聞いても飽きません。
でも、このジョークの本当の意味は深いんです。マウイが自身の過去や内面に触れられることを避けようとする態度を示しているんです。言葉遊びを用いることで、マウイは自分の弱さや悲しい過去を隠そうとしているんですね。
背中のタトゥー「人間がナンニャを発見」:マウイの過去と物語
さて、マウイが「ナンニャ」発言で誤魔化そうとしたあのタトゥー、実は彼の過去を物語る重要な絵なんです。冗談でごまかすのも無理はない…あれは「母親に海に投げ入れられるマウイ」を描いた絵なんですよ。
想像してみてください。自分の母親に捨てられたという辛すぎる記憶…。それを背中に刻んで生きているマウイの複雑な心境を。私はこのことを知った時、マウイの強がりや自慢話の裏に隠された寂しさが理解できた気がしました。
マウイの背中には他にもいろんなタトゥーがあります。それぞれが彼の人生の物語を語ってるんです:
- マウイをあがめる人間の絵(中央下)
- 島を引き上げるマウイ(左)
- テカーとの戦いで海に落ちるマウイ(右上)
- 母親に海に投げ入れられるマウイ(中央上)
- 鳥の怪物と戦うマウイ(右下)
これらのタトゥーはただのデザインじゃなくて、マウイの人生そのものなんですよね。捨てられた子供から、人々の英雄になるまでの波乱万丈の人生が、全て彼の背中に刻まれているんです。
特に「母親に投げ捨てられる場面」のタトゥーについて、マウイが「ナンニャ」と言ってごまかそうとしたのは、このあまりにも悲しい過去を直視したくなかったからなんじゃないかなって思います。半神半人という強大な存在でも、心の痛みは消せないんですね…。
*関連記事:
「モアナと伝説の海」テフィティの心は何を象徴する?テカーとの関係、マウイの動機、島のモデルの謎に迫る
マウイのユーモア:「ナンニャ」ジョークが示すキャラクター性
『モアナと伝説の海』のマウイのユーモアセンスって特徴的ですよね。私、彼のジョークにはいつも笑わされます。でも「ナンニャ」の冗談には、単なる面白さ以上の意味があるんです。
まず、このジョークにはマウイの機転の良さが表れています。モアナの質問に対して、即座に言葉遊びで対応する頭の回転の速さ。さすが何千年も生きている半神だなって感心しちゃいます。
でも同時に、このジョークはマウイの防御本能の表れでもあるんですよね。辛い過去や内面の弱さを人に見せたくない時、人って冗談や皮肉で反応することがありますよね。私も辛いことを聞かれた時、つい「なんでもない」って笑って誤魔化すことがあるので、マウイの気持ちがすごく分かるんです。
それにマウイ役のドウェイン・ジョンソンの声の演技が素晴らしくて、軽快なトーンからちょっと間を置いて、少し声のトーンを落としたりする演技が絶妙。日本語版の尾上松也さんも、このニュアンスをしっかり捉えていて素晴らしいですよね。
他にもマウイの個性をより鮮明に表しているのが、彼の特徴的な口癖です。例えば:
- “You’re welcome!” (どういたしまして!): これは、マウイが自分の偉業を自慢するときによく使う言葉です。子供たちも真似して言っていて、家族の中で流行語になりました。
- “Cheee-hooo!”: マウイが興奮したり、何かを成し遂げたりしたときに発する掛け声です。この言葉を聞くたびに、子供たちは大喜びします。
これらの口癖は、マウイの自信家で陽気な性格を表現していると同時に、彼の内面にある承認欲求も垣間見せています。親にとっても、子供の自信を育てつつ、謙虚さも教えるヒントになりそうです。
マウイのキャラクターの魅力は、この「強さ」と「弱さ」のバランスにあると思います。半神という強大な存在でありながら、愛されたい、認められたいという人間らしい欲求も持っている。その葛藤がこの「ナンニャ」ジョークにも表れているんじゃないかなと思います。
タトゥーが語るマウイの成長:捨てられた子供から人々の英雄へ
『モアナと伝説の海』のマウイの背中に刻まれたタトゥーは、ただ彼の過去を示すだけでなく、成長の物語も語っています。捨てられた子供から、人々の英雄へ。そのドラマチックな変化が、全て彼の背中に描かれているんです。
彼の最も痛ましいタトゥー、「母親に海に投げ入れられる場面」がその物語の始まり。そこから彼は神々に救われ、半神としての力を手に入れます。そして多くの偉業を成し遂げ、人々の英雄になっていくんです。
でも、マウイの背中には他にも重要なタトゥーがあるんです。子供たちと一緒に探してみるのも楽しいかもしれません:
- マウイをあがめる人間の絵(中央下):
このタトゥーは、マウイが人々の英雄となった瞬間を表しています。小さな人間たちがマウイを見上げている様子は、彼が人々に希望と勇気を与えたことを示しています。子供たちに、誰かの助けになることの大切さを教えるいい例かもしれませんね。 - 島を引き上げるマウイ(左):
これは、マウイの最も有名な偉業を表しています。彼が巨大な釣り針で島々を海底から引き上げ、ポリネシアの島々を作ったという伝説を描いています。このタトゥーは、マウイの驚異的な力と、人々のために尽くす彼の決意を象徴しています。 - テカーとの戦いで海に落ちるマウイ(右上):
このタトゥーは、マウイの挫折の瞬間を描いています。テカー(溶岩の魔物)との戦いで負けて海に落ちる様子は、彼が常に勝利するわけではないことを示しています。でも同時に、この経験が彼をより強くしたことも表しているんです。子供たちに、失敗しても諦めないことの大切さを教えられそうですね。 - 鳥の怪物と戦うマウイ(右下):
この図柄は、マウイの冒険心と勇敢さを象徴しています。巨大な鳥の怪物と戦う姿は、彼が危険に立ち向かう勇気を持っていることを示しています。同時に、この冒険が人々のためであることも暗示しているんです。
私がこのタトゥーの配置に気づいたのは、実は3回目の鑑賞の時でした。何気なく観ていたシーンで、「あ、これってマウイの人生の流れを表現してるんだ!」って。ディズニー作品って、こういう細部まで丁寧に作り込まれていて本当にすごいですよね。
マウイのタトゥーを全体として見ると、それは「捨てられた子供が自分の価値を見出していく旅」の物語なのかもしれません。英雄的な偉業を成し遂げながらも、心の奥底では常に「自分は愛される価値があるのか」という問いと向き合っている…。そんなマウイの内面が、タトゥーによって視覚的に表現されているんです。
「ナンニャ」シーンの文化的背景:ポリネシアンタトゥーの伝統
『モアナと伝説の海』のマウイの背中一面に広がるタトゥーには、ポリネシア文化の深い伝統が反映されています。タトゥーって、私たちの現代社会では単なるファッションの一種と捉えられがちですが、ポリネシアの文化では全く異なる意味を持つんですよね。
私、数年前にニュージーランドを旅行した時に、マオリのタトゥー(タ・モコ)について少し学ぶ機会があったんです。
ポリネシアの人々にとってタトゥーは下記の意味があります:
- 社会的な立場
- 家族の歴史
- 個人の成し遂げたこと
特に伝統的なポリネシアンタトゥーやトライバルタトゥーは、ただの装飾ではなく、その人の物語を語る重要な手段なんです。
マウイの背中のタトゥーも、彼の半神としての物語を視覚的に表現しています。島を引き上げる偉業、テフィティから心を奪う冒険、母親に捨てられた悲劇…。それぞれのタトゥーが彼の人生の一部を物語っているんです。
ポリネシアのタトゥー文化では、タトゥーを入れるプロセス自体も重要な儀式とされています。痛みに耐えることが、精神的な強さと成長の象徴とされていたんですよ。マウイの全身を覆うタトゥーは、彼が多くの試練と痛みを乗り越えてきたことの証でもあるんです。
『モアナと伝説の海』の製作にあたって、ディズニーはポリネシアの文化顧問たちとしっかり協力して、文化的に正確な表現を心がけたそうです。この姿勢があったからこそ、マウイのタトゥーも単なるカッコいいデザインではなく、文化的にも意味のあるものになったんじゃないかなと思います。
「ナンニャ」シーンが映画全体に与える影響:マウイとモアナの関係性変化
「ナンニャ」シーンって、実はマウイとモアナの関係性がガラリと変わる転換点なんです。それまで対立的だった二人が、初めて本音で向き合う瞬間だったと思います。
まず、マウイの様子に注目してみましょう:
- 大きな体を丸めて寂しそうな表情を見せる
- ユーモアで自分の弱さや悲しい過去を隠そうとする
一方、モアナも本音を漏らします:
- 「海に選ばれた」と言いながらも、どうすればいいか分からない
- 自分の不安を素直に表現する
このシーンの直前まで、マウイは自己中心的でナルシスティックな態度を取り続けていましたよね。一方、モアナも「選ばれた者」としての使命感に燃える、少し頑固な女の子として描かれています。でも「ナンニャ」シーンで、二人は初めてお互いの弱さを見せ合うんです。
マウイが自分のタトゥーについて冗談でごまかした後、彼は急に態度を変えて、本当の話をし始めます。「母親に捨てられた」という辛い過去を打ち明けるんです。同時に、モアナも「海に選ばれたけど、どうすればいいのか分からない」という不安を打ち明けます。
この「弱さの共有」が、二人の関係性を大きく変えるんです。お互いの本音を知ることで、理解と共感が生まれ、そこから真の協力関係が始まります。私はこのシーンを見るたびに、人間関係ってこうやって深まっていくんだなぁって思います。表面的な強さや見せかけじゃなくて、弱さや不安を共有した時に、本当の絆が生まれるんですよね。
その後のストーリー展開でも、マウイとモアナの関係性の変化は明らかです。マウイはモアナの使命を自分のことのように考えるようになり、モアナもマウイの過去を理解し、彼の真の価値を認めるようになります。二人の釣り針を取り戻す冒険や、最終的にテカーと対峙するシーンでの協力関係は、この「ナンニャ」シーンがあったからこそ成立したんだと思います。
まとめ:マウイの背中に刻まれた物語
『モアナと伝説の海』のマウイの「ナンニャ」シーンを通じて、見えてきたものがたくさんありました:
- マウイの背中のタトゥーには、彼の壮大な人生が刻まれている
- 「ナンニャ」ジョークは彼の防御心理と機知の表れ
- このシーンがマウイとモアナの関係性の転換点になっている
- ポリネシアのタトゥー文化への理解が映画の深みを増している
- 英語と日本語の言葉遊びの違いに言語の面白さが表れている
私がこの映画を初めて見た時は、ただのポップな冒険物語として楽しんでいました。でも何度も見るうちに、こんな深い意味や文化的背景があったのかと気づくようになったんです。特にマウイのキャラクターは、表面的には自信満々でナルシスティックなのに、その裏には深い傷や不安を抱えている…。そんな複雑な人物像が、タトゥーとその説明を通じて見事に表現されていると思います。
この記事を読んで、もう一度『モアナと伝説の海』を見直してみませんか?きっと新しい発見があるはずです。マウイの背中のタトゥーを意識しながら見ると、彼の言動の意味がより深く理解できるかもしれません。
ちなみに個人的には、あのマウイの「ユア・ウェルカム」の歌のシーンも大好きです。あの自信満々な態度と、今回ご紹介した「ナンニャ」シーンの弱さのギャップが、マウイという半神の複雑さをより際立たせていると思います。
みなさんは『モアナと伝説の海』のどのシーンが印象に残っていますか?マウイのタトゥーや「ナンニャ」ジョーク以外にも、気になるポイントがあれば、ぜひ教えてくださいね!
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